東武動物公園、鉄道博物館


2008.7.12-13


 現在居住している富山県の動物園はあまり面白くない為、ネコ娘にいろいろな動物園を見せて回っている今日この頃。今回は東武動物公園を選んで見ました。二日目は前から行ってみたかった鉄道博物館。どんだけネコ娘を洗脳する気か!?とペンギン姉さん警戒中。



東武動物公園
 まずは東武動物公園へ。朝、3時半に自宅を出発し、東武動物公園を目指すも途中睡魔に襲われるなどし、東武動物公園に到着したのは10時半。七時間もかかっちゃったのは誤算だったね。途中、関越道で十対が発生して下道を走ったのも時間がかかった原因かな。
 駐車場(1000円)に車を停め、東武動物公園に入園。東武動物公園には東武スーパープールがあり、こちらで遊ぶ人のほうが多かったみたいです。プールの用意はしてこなかったので予定通り、動物園を散策。
 最初に入ったのはバードドーム。金網で囲まれたドームで、この中でいろんな鳥が放し飼いになっています。
 ネコ娘がしゃがんで木陰の鳥を見つけると、カルガモ達が歩いていました。そのほかにもコフラミンゴ(左)やホオジロカンムリヅルなどが飼育されていました。よく喧嘩しないなぁ。
 ふるさとの動物達のコーナーではフクロウやキツネなどが展示。左はホンシュウジカ。間近で見れました。ネコ娘が触ろうと思ったら触れるくらい。でも、噛みつかれると危ないので、手は出してないよ。
 さて、動物に触りたくてしょうがないネコ娘を連れてふれあい動物村へ。ウサギを触ることができるのですが、なんと放し飼い。普通、ゲージに入れてあってそこから引っ張り出すようになっていると思うのですが、ここではそんなに甘くありません。ちょっとした広場に、ウサギの隠れ場としてU字溝が置いてあり、その中にウサギがウジャウジャ潜んでいます。ウサギを引っ張り出そうとすると、すばやいジャンプで逃げてしまいます(左)。何回か格闘しているうちにこちらもウサギの捕まえ方に要領を見つけ、何とか捕まえてネコ娘にバトンタッチ(右)。すると、爪で手を引っかかれたのか、すぐに逃がしてしまいました、せっかく捕まえたのに。そして、気を取り直したのか再びネコ娘はウサギを要求。クマ兄さんは再度ウサギと格闘するのでした。
 何とかウサギを抱っこしているネコ娘(左)。ウサギがいつ暴れるか?と恐々抱っこしています。右はU字溝に潜むウサギ達。ネコ娘は手を出して誘い出そうとしているようですが、餌も持っていないし手を噛まれたらどうすんだ?と心配してしまいますが、ウサギはまったく出てこようとしませんでした。
 超巨大なリクガメもいました。でも、小屋の中に隠れていて、生きているのかどうかすらわかりません。
 この日はとっても暑くて気温は35℃まで上昇。あまりにも暑くて、サル山なんか見てもみんな寝てました。そのうち、ネコ娘も倒れそうなので(顔が真っ赤だった)、冷房の効いているレストランで食事をとることに。
 何が食べれるかな、とメニューを見たらざるうどんが美味しそう。ツルツルなら食べれそうなので、ネコ娘はざるうどんに。美味しそうに食べてました。食べ終わった頃には顔の赤味も引いて一安心。ペンギン姉さんはつけ麺、クマ兄さんは生姜焼き丼でした。味はイマイチだったなぁ。
 レストランで体を冷やし、次に行ったのがペンギン舎。暑い時にはペンギンでも見て涼もうっと。行ってみると元気にペンギンが動き回っています。35℃を超えそうな暑い日でも元気に動き回っているのはフンボルトペンギン。
 フンボルトペンギンはちょっと暑くなったら水に入って泳いで気持ちよさそう。キングペンギンはこんな暑さの中に出ていったら死んじゃうので、冷蔵庫の中で冷却。外の暑さを眺めながら涼んでいました。
 リスザルの楽園に行くと、リスザルが檻の中を飛び回っています。暑さなんて関係なしって感じ。石垣島でリスザルに餌付けをしてからリスザル好きなクマ兄さんなのでした。
 左上はガチョウ広場でガチョウを眺めるネコ娘。すると、後の方からお散歩をしていたガチョウ達が広場に帰ってきました。元気に散歩してきたガチョウ達はペンギン姉さんを威嚇しつつ、ガチョウ広場に入っていきます。
 クマ兄さんの足元を通り抜け、まっすぐにネコ娘のいるガチョウ広場へ。すると、進行方向にネコ娘が!危ない!



 ビビッたネコ娘は号泣!でも、ガチョウ達はネコ娘に危害を加えることも無く大人しくガチョウ広場へ入った行ったのでした。ネコ娘からしたら自分と同じくらいの背の高さの鳥達が歩いてきて怖かったんだろうね。
 ガチョウに襲われ、泣きじゃくるネコ娘にカルピスを飲ませて気分復活。続いてはアフリカサバンナのコーナーへ。ここは子供の時に来た時から変わっていませんが、ずっとオープンシステムで展示されています。小さな檻に囲まれていない為、キリンやシマウマが生き生きしているように見えます。
 キリン柄のリュックを背負って、キリンになったフリ(変装?)で「こっちおいで〜」と声をかけるネコ娘。自分はキリンになったつもり・・・。でも、キリンは気付かないフリ?他にもシロサイが展示されていました。
 せっかく東武動物公園に来たんだから遊園地も少し楽しんじゃおう!ペンギン姉さんとネコ娘の二人でフライングエレファントに搭乗。その名のとおり、ゾウさんの乗り物に乗ってぐるぐる回ると遠心力でちょっと高いところに上がっちゃう!ってやつです。
 動き始めると意外と速い!?そして高い!?たった二分間ですが、結構楽しんだようです。
 次は観覧車。観覧車ってゆっくり乗ってられるから時間に対するコストパフォーマンスは良いよね!とか思いながらクマ兄さんとネコ娘で搭乗。でも乗ってみると意外とぼろいのでちょっと不安。
 上に上がるに連れ見晴らしが良くなり、それと同時に風が強くなり観覧車が揺れています。俺って高所恐怖症だっけ?とか思いながらものんびりくつろぐクマ兄さん。ネコ娘は高さなんかまったく気にならないようで、右へ行ったり左へ行ったり動き回っておりました。頼むからドアを開けようとするのはやめてくれ!
 約12分の観覧車。もうすぐ終わりかな、と思って下を見るとペンギン姉さんが携帯(カメラ)を構えておりました。それまではアイスクリームをひとりで食べていたとか。しっかり満喫できたかな?
 動物園と遊園地が一緒のハイブリッド・レジャーランド、東武動物公園恐るべし!意外と楽しいじゃないか・・・。
 さて、ふたたび動物園エリア。キャットワールドにはネコ科の動物達。ライオンやホワイトタイガーがいました。ライオンは暑いからかじっと座ってたたずんでいました。ホワイトタイガーは飼育部屋の中を行ったり来たり。ライオンの一匹がネコ娘のことをジット見つめていましたが、美味しそうだなぁ、なんて思っていたのかな?
 アフリカゾウは二頭いました。一匹目は泥浴びをしたらしく、体が泥だらけ(左)。もう一匹は上手に鼻を使って砂を体にかけていました。
 左は鹿。餌をあげることができますが、ネコ娘は怖くて近寄れません。鹿を目の前にして固まっていました。そのネコ娘を前に押しやるペンギン姉さんもまた容赦なし。最後にペンギンを眺めて帰りました。


 それにしても暑かった!天気が良く、直射日光を浴びまくった一日でした。


 この後、車に乗ったらネコ娘はすぐに爆睡。一時間半くらいかけて草加駅前のホテルへ移動しました。




ビジネスホテル朋泉II
 この日の宿はビジネスホテル朋泉II。カップルプラン7000円で宿泊。ネコ娘がいるのにカップルプランOKでした。
 部屋はまあまあ普通のツインでしたが、立地が駅から徒歩7分くらいととても場所が良かったです。
 お風呂も大浴場があって、ネコ娘を連れて行ったら貸し切り状態でゆっくり汗を流せました。

 夕飯は駅横のデパートに入っている居酒屋「庄や」。ネコ娘を居酒屋に連れて行くのは抵抗がありましたが、最近は気軽に行っちゃいます。枝豆とか巻き寿司とかネコ娘の好物が結構あるからね。ネコ娘も飲み屋に行くのを楽しみにしているみたい。

 夜、ネコ娘を寝かしつけてからゆっくりテレビでも見ようと思っていたら、寝かしつけている最中に寝ちゃいました。




鉄道博物館
 さて、二日目は鉄道博物館へ。御茶ノ水にあった交通博物館が大成へ移ったのは去年の10月。その時から交通博物館へ来る機会を伺っていたのでした。

 10時開館ということで、9時半ごろに到着するとすでに入口前で長蛇の列。なんですか?この人気ぶりは・・・。そうか!昨日から夏休みだった!と自分を納得させようとしますが、どうしても夏休みは関係なさそうな、バズーカ砲のようなレンズを抱えたおじさんたちが目に付きます。うーん、こういう人たちもきちんと来るんだねぇ。

 入館待ちのエントランスの床には東北新幹線の時刻表が書かれていました。こんなところから鉄道漬けで楽しいな!
 まず入館して行ったのがメインとなるヒストリーゾーン。日本の鉄道の歴史を物語るマニア必見のエリアです。まずはマイテ39形式客車を見学。1930年に製造されたこの車両は特急列車用。内部はソファーが並ぶ豪華なつくりです。特急列車として列車名を公募したところ富士となったそうです。富士は東京から下関までを走る特急で、下関から船で釜山へ、さらに朝鮮、満州、中国へと繋がる大動脈を担っていたそうです。そのため、日本の威信をかけた超豪華特急としたんだとか。展望車(左写真)は桃山式と呼ばれる装飾が施されていたり、食堂車は当時としては豪華な洋食だったり。そんな時代の列車に乗ってみたいもんだ。
 1290形式と呼ばれる蒸気機関車。イギリスのマニング・ワードル社で1881年に製造されました。ちょっと変わっているのは、普通はシリンダーが車体の外側についているものなのですが、この蒸気機関車は下側(お腹)に抱えるようにしてついています。インサイドシリンダーと言われる方式で、構造が複雑になり整備が大変になる反面、振動が少なく小型化できるという特徴があるそうです。善光寺号と呼ばれたそうですが、長野の善光寺まで走った機関車では有りません。埼玉県川口市の善光寺(長野の末寺)付近まで船で運ばれて、そこで陸揚げされたのでその名がついたとか。
 1929年、国鉄はバス路線も開始したそうです。鉄道建設が予定されているところの代行・先行線、鉄道を連絡する短絡線、利用者誘致の為の補助培養線などの基準で運行されたとか。
 1933年製のキハ41000形式気動車。もともとこの形式はガソリンカーとして製造されたとか。のちに天然ガス動車やディーゼル気動車に換装されたものも多く出る気動車です。車内に入ることができ、ボックスシートとロングシートが設置されていました。木で作られた内装が古さを感じさせますが、こんな列車に乗ってのんびり旅行もいいなぁ、と思わせてくれる列車でした。
 ひだりはヤード構内での車両入換作業に用いることを主目的として開発された機関車。1958年製の一号機でした。DD14やDD15を含めると500両以上が作られた傑作機。エンジンは連続定格出力 370PS/1300rpm の DMF31S エンジンを二台積んでいます。
 こちらの機関車はいまでも現役で走っているEF66。国鉄製造としては最大出力を誇る直流電気機関車ですね。昭和41年の開発同時、狭軌の機関車としては世界でも最大出力を誇る機関車だったそうです。高速貨物列車の牽引用として開発されましたが、のちに寝台特急「富士」や「はやぶさ」の牽引も行っています。
 481系の前でポーズを取るネコ娘。クマ兄さんにはクマ兄さんよりも年上の人は、特急っていったらこの塗装でしょう。481系は交直両用(交流は60Hzのみ)の特急型電車で、クマ兄さんが居住している富山でも極々最近まで(しらさぎでは不定期も含めると2006年まで)走っていた特急です。そんな電車が博物館にいるなんて・・・。右の客室はモハ484系の車内。このシート、この雰囲気・・・懐かしい・・・と思う人も多いのでは。クマ兄さんも懐かしい?とは思いますが、走行中はうるさく、ゆれも大きく、あちこちガタガタいうし、空調もイマイチなので出張の時などはあまり乗りたくありませんでした。
 こっちの電車はクモハ455系急行型電車。交流50Hz対応が455系で60Hz対応は475系。すなわちクマ兄さん居住の北陸地方でいまだ一線で活躍している475系の兄弟なのです。車内はもちろん見慣れたロングシートとボックスシートの混合系。ぜんぜん珍しくないんですけど・・・、っていうか博物館に保存されている電車ばっかり走っている北陸本線って何!?
 こちらもクマ兄さんには懐かしい200系新幹線。東海道新幹線の0系と同じ前面形状をしていますが240km/h対応に改造されています。車内は2−3列のシートですが、3列目も回転するシートになっていました。初期の新幹線の3列シートは回転しないシートで後ろ向きに高速で走る風景は異様だったのを良く覚えています。
 博物館内でも新幹線は人気の的で、車内はかなり混雑していました。ネコ娘もはじめて(走ってないけど)新幹線に乗りました。
 車内でくつろいでいるとプシュー、プシューという音が時々聞こえてきます。ドアを開ける音かな、と思っていたら外でパンタグラフを上下させている音でした。自由にパンタグラフを上下させることができるコーナーがあります。探してみてね。
 200系新幹線の下にももぐることができました。下に潜ると車輪とそれに繋がるモーターが。モーターの出力は230KW。モーターと車輪の位置関係が良くわかります。
 お昼にはちょっと早い11時ごろ、ネコ娘が飽き始めたのでお昼ご飯にすることに。2FのレストランTDに行きました。TDとは食動車を表す記号。食動車で食べるご飯、というわけではありませんがお皿には蒸気機関車の絵が書いてあったりしてちょっとだけ工夫が見られます。あまり席が混雑していなければ窓際で東北本線を眺めながらご飯を食べることができます。このときはちょっとの差で窓際の席に座れませんでした。
 レストランTDでご飯を食べていると、突然大きな汽笛の音が館内に鳴り響きました。何事か!?と思って館内を見渡せる場所に行くと、再びヒストリーゾーンの中央に展示されているC57から汽笛が鳴りました。 11:30頃からC57の説明会が行われているようです。中央の転車台とともにC57がゆっくり回っていました。
 このC57は秋葉原にあった交通博物館から三分割してここ鉄道博物館まで持ってきたそうです。
 ちょっとビックリしましたが、お昼ご飯を食べるのに飽きていたネコ娘が元気を取り戻し、再びご飯を食べ始めたので良かった、良かった。
 昼食を食べ終え2Fの見学。鉄道歴史年表のコーナーへ。左上の写真は明治時代の横浜駅の駅長が使用していた笛。この時代って駅長自身が笛を吹いていたの?
 右は高速バスのモデル。1964年に名神高速が開通したことにより運行が始められた高速バス。このモデルは三菱ふそうのMAR820改、ターボチャージャー付290PS。当時は20万kmノンオーバーホールの性能を要求されたそうですが、現在では100万kmがあたりまえ。時代とともに性能も要求も変わっているんですね。
 左は2Fからみた特急列車たち。昭和40年代に特急列車が身近になった時の車両たちが顔を並べています。
 2Fには日本最大のHOゲージの鉄道模型ジオラマ。鉄道模型がフル編成で走り回る様子は圧巻です。鉄道模型に興味のないペンギン姉さんもちょっと見入っていた様子。夜景の時の車両から漏れ出る光がきれいでした。
 E351系やE257系、さらに885系など現代を代表する高速特急がならぶ姿は鉄道マニア必見!鉄道マニアじゃない子供達だってカッコイイって叫びます。ちょっと離れたところには山岳地に挑む急行型気動車(形式わからん)がゆっくり走ったりしていました。
 2Fには他にコレクションギャラリーというコーナーがありました。博物館というよりマニアの館・・・。昔、駅で使われていた行き先表示板やヘッドマーク、ポスターなどオークションにだしたらマニアが喜びそうなものが展示してあります。左はその中でちょっと変り種、寝台特急カシオペアの食動車で使われている食器。食器の端のほうに小さくCASSIOPEIAのロゴが入っています。
 3Fのビューデッキやラーニングホールも見学して、最後は1Fに戻ってきました。ミュージアムショップは異常な混雑だたため、クマ兄さんは入店を諦めます。ペンギン姉さんとネコ娘の二人でお土産を買いに。外で待っているとフレドリートレインと名づけられた455系が休憩所として留置されています。中はエアコンがかかっていて涼しくなっているので、ここで休憩。東北本線を走るE231系などを眺めながらのんびり待機してました。
 車内はやっぱり懐かしくない、ごく身近にある475系と同じ物。ただし、休憩所として使用する為机が設置されていました。ただ、机を設置すると狭いね。
 お土産を買ったペンギン姉さん、ネコ娘と合流し、ミニ運転列車を眺めながらノースギャラリーへ。ここが出口に繋がる最後の施設。行ってみると、鉄博ホールで子供向けの映画をやってたので、それを閲覧。鉄道についての解説をしている映画でした。
 その後、出口を通ってからノースギャラリーへ。ここは167系の先頭部分だけが展示されていました。出口を通っているので、ここだけは入場券が無くても入れます。
 同じくノースギャラリーにはキッズスペースがあり、ダイヤブロックで自由に遊ぶことができます。E2系新幹線の絵やD51もブロックで遊ぶことができるようになっていました。




 この日は鉄道博物館で遊んだ後に、大宮駅まで移動して東京電力のテプコソニックに行くつもりでしたが、鉄道博物館があまりにも濃い為、一日遊んでしまいました。なので、この日はこれで終了。このあと、15:45ごろに鉄道博物館を出発し、帰宅したのでした。ただ、23:00ごろに最寄のインターチェンジに着きそうだった為、その手前のパーキングエリアで一時間ほど仮眠を取り、0時過ぎに三割引にして帰宅しました。これくらいの時間に帰ってこれると楽だねぇ。




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