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五箇山


2018.11.11


 久しぶりにネコ娘の部活が無い日。丸一日お休みなので、近場でもいいからどこか行こう!ということになりました。以前から食べてみたいと言っていた五箇山豆腐でも食べに行こうか、ということで結構近い富山県内の五箇山に行ってみることにしました。




五箇山総合案内所
 9:05、荷物をリラックスワゴンに積み込み、自宅を出発。近場なのであまり早く出発すると到着後に時間を持て余しちゃうからね。

 と言いつつ北陸道→東海北陸道を使って南下。

 五箇山ICで高速を降り、国道156号線で五箇山に到着。

 10:10、まずは五箇山総合案内所に行ってみよう。
 五箇山総合案内所はとても小さい観光案内所でした。でも、ツキノワグマの毛皮や五箇山の欅で作ったコントラバスが展示してありました。ペンギン姉さん、学生時代にコントラバスを扱ってたはず。こんなデカい楽器使ってたのか〜。
 5分ほどで情報収集完了。とりあえず、この周辺の散策マップをもらったのでブラブラ歩いてみることにします。ネコ娘は車内でお留守番。反抗期なので・・・。




白山宮
 国道156号線沿いをブラブラ歩く。国道沿いなので車がスピードを上げて走っててちょっと危ない。車に轢かれないように注意しながら散策。合掌造りの建物がそこら中にあって、白川郷に行かなくても十分満喫できます。
 国道から脇道へ、白山宮の参道に入っていきます。この白山宮は富山県内最古の木造建築だそう。奈良時代初めに泰澄(たいちょう)大師が人形山を開き山頂に建立したものを1125年に平村上梨集落に移築、さらに1502年に再建したもの。一間社流造りというそうで、国の重要文化財にもなっています。
 という説明書きをじっくり読んだ後、鳥居をくぐって境内へ。手水舎は停止中。
 拝殿の裏手にある本殿は茅葺屋根でした。この本殿が富山県最古のもの。内部には本尊の秘仏十一面観世音菩薩が祀ってあって33年ごとに御開帳するんだって。
 脇にはこれまた茅葺の建物が見えました。鼓楼かな?




こきりこの里を散策
 白山宮見学後、こきりこの里を散策してみます。こきりこの里って、白山宮や五箇山総合案内所がある、ここ上梨エリアのことを言うらしい。歩いていると現役の合掌造りが並んでいます。
 三笑楽酒造という酒造所が上梨エリアの北部にありました。日本酒を製造している酒蔵です。五箇山は山奥なんだけど五百万石というお米が生産されてるそうで、日本酒造りができる土地なんだとか。
 ある売店にて。左が「こきりこ」という楽器。両端を持って打ち鳴らすそうです。右は五箇山豆腐。今日のお昼はこれを食べたい。五箇山豆腐は観光客用というわけではなく、地元民も売店で刈って食べる一般的なものらしい。
 こちらは村上家。国の重要文化財になっている合掌造り。約400年前に建築されたものだそうで、合掌造りの代表的な建築物だそうです。昔ながらの様子が残してあるんだって。内部の見学は300円の入館料が必要だそうで外側だけ見学しときました。
 庄川にかかる大平橋を渡ってみる。紅葉は・・・そこそこしてますね。もう少し日が上ったら黄色く輝くのかもしれないけど、ちょっと天気が悪いか・・・。




流刑小屋
 庄川を渡ったところに流刑小屋がありました。これは加賀藩の政治犯などを収容していた現存する唯一の流刑小屋だそうです。五箇山は加賀藩の流刑地だったんですねぇ。
 流刑小屋の中を覗くと人形がいました。ちょっとびっくり。

 流刑小屋には集落内に限って出歩ける平小屋、一歩も外へ出られないお縮小屋、小屋の中にさらに狭い檻を作って閉じ込める禁錮の三種類があったそうです。お縮小屋と禁錮は牢番が食事を柱の穴から差し入れるだけだったそう。
 1667年から明治維新までの200年で150人ほどの罪人が流されてきたそうです。




拾遍舎
 11:00、五箇山総合案内所の駐車場に戻り、ネコ娘をピックアップ。ご機嫌も直ったようです。では、お昼ご飯に行きましょ。向かったのは拾遍舎という五箇山豆腐が食べられるお店。五箇山総合案内所から徒歩1分のところにあります。
 お店に到着すると、開店してすぐのようですがすでに数組のお客さんが入店していました。入口横の石臼などをパチリ。自家製粉のお蕎麦のようですね。席につきいろいろ注文して待つ。
 注文して5分、五箇山とうふを使った「とうふさしみ」が出てきました。ワサビ醤油でいただきます。硬くしまった豆腐なのでこんな食べ方ができるんですねぇ。大豆の味が濃い!
 続いて「とうふステーキ」。厚揚げのようで揚げてない、さっぱりとした豆腐のステーキ。やっぱり大豆の味が濃い!堅豆腐という種類の豆腐だけあって、お肉の代わりのような食べ方するんですね。
 とうふステーキを食べ終えた頃、みんなのお蕎麦が運ばれてきました。ネコ娘はなんと!天ぷらそば。エリンギやマイタケの天ぷらが含まれてます。ネコ娘、キノコ類が好きじゃない(嫌いと言うと、我が家ではイヤっていうほど毎日食卓に上るようになる)ので大丈夫か?と思っていたら、美味しい美味しいと言って食べておりました。天ぷら少しもらえるかなって思ったのに・・・。
 ペンギン姉さんはとうふそば。五箇山とうふの揚げ出しがかけそばの上にのせてありました。クマ兄さんもとうふそばだけどザルでいただきます。ちょっと硬めの五箇山とうふで作った揚げ出しも美味しい。あと、蕎麦がとても美味しい。
 食後、再び上梨エリアを散策。今度はネコ娘も一緒。お土産屋さんで小さな箒を見つけたので買ってみた。200円。ダイニングのテーブルで勉強することが多いネコ娘。消しゴムのカスを捨てるのにちょうどいいかな?
 あと、どうしても五平餅が食べたい!というネコ娘が買い食いを慣行。クマ兄さんやペンギン姉さんには一口も食べさせてくれませんでした。




喜平商店
 上梨エリアの端の方にある喜平商店までやってきました。拾遍舎で食べた五箇山とうふはこのお店で作られたものだそうです。ここは五箇山とうふのお店。五箇山とうふの他に豆乳や厚揚げも売っているそうですが・・・
 ここに来た理由は豆乳ソフトを食べるため。とうふを作る作業場を見ながら食べる豆乳ソフトは甘さ控えめで美味しい。ネコ娘は五平餅を食べたので豆乳ソフトは無し!のはずだったんだけど、クマ兄さんとペンギン姉さんの豆乳ソフトをご試食してました。




相倉合掌造り集落
 上梨エリアの散策を終え、五箇山とうふも堪能したので本日の目的は達成。だけど、すぐに帰宅するのはもったいないので、相倉合掌造り集落にやってきました。ちょっとくらい観光地を巡っても良いでしょ。観光地化が進み有名なのは岐阜県の白川郷だけど、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてまとめて世界遺産に登録されているので、五箇山も世界遺産なのです。観光客も少ないし、ゆっくり見学するにはこっちの方が良い、はず。
 臨時駐車場的な場所に車を停めて相倉合掌造り集落へ遊歩道を歩く。
 5分ほどで相倉合掌造り集落に到着。が、ここにも駐車場があることが分かり、ペンギン姉さんに怒られる。駐車場脇には相倉屋という茶店があって、お土産なども売っているようです。
 駐車場の脇には世界遺産登録記念碑がありました(左)。その脇から展望所に行く道があるようです。ここまで来たら行ってみよう!
 7-8分ほど坂を上って行ったら集落が見下ろせる高台に出ました。観光パンフレットなどにも使われている場所のよう。雪が降ったらここに来るのは大変だと思うので、今の季節が良いんだろうね。
 展望所から降りてくるとき、ススキや周囲の木々の紅葉に気付きました。登りは一生懸命歩いていたので気付かなかったなぁ。あと、海外からのお客様がたくさん登って行ったのが印象的。5分くらいの距離ならワイワイと登っちゃうんだね。




散策
 左は民宿勇助。宿泊できるそうです。建物内部の見学も有料だけどできるそうです。この建物は加賀藩の宮大工が建てたんだって。
 クルッと振り返ると反対側にも合掌造りが並んでいます。現代の日本とは思えない風景。
 「まつや」という茶店&お土産屋さんに入ってみた。茶店の方では拾遍舎と同じように天ぷらそばや五箇山とうふが食べられるようですが、ものすごく混雑してました。拾遍舎で食べといてよかった〜。
 お土産コーナーではこきりこを試すことができたので、ネコ娘に教えてもらいながら鳴らす。なぜかネコ娘はこきりこの使い方を知っていたのでした。
 銀杏が紅葉しててきれい。後ろの山は紅葉が終わっちゃったのかな?
 相倉合掌造り集落の奥の方までやってきました。ここには相倉民俗館があります。が、有料なので今日は遠慮しときました。だれかお客さんを連れてきたときに入ってみようと思います。今日は外観だけで充分。

 来た道をブラブラと戻り、駐車場へ。

 13:00、相倉合掌造り集落の散策終了。ちょっと早いけど、高速代を浮かすため下道で帰ろうと思います。最近、ワークマンが人気って聞いたので、砺波のワークマンに立ち寄ってから帰りましょうね。




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