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郡上八幡


2019.7.6


 今日もネコ娘が部活です。吹奏楽部って練習多いねぇ。ということで、今日はペンギン姉さんとクマ兄さんの二人で日帰りドライブに行ってきます。以前から気になていた郡上八幡へ行こうと思うのですよ。



郡上八幡旧庁舎記念館
 9:00、ネコ娘を中学校に送り出し、ペンギン姉さんとクマ兄さんの二人だけで出発!今日は日帰りドライブなので、ペンギン姉さんの愛車「デイズルークス」で出撃です。リラックスワゴン(ハイエースワゴン)より倍くらい燃費がいいから日帰りならデイズルークスなのです。

 11:10、郡上八幡にやってきました。今回は事前調査もほとんどしてないので、郡上八幡旧庁舎記念館で観光情報をゲットしますよ。ということで、記念館に入ってみる。
 郡上八幡旧庁舎記念館に入って観光情報をゲット。ついでに食堂の情報も探してみる。が、ここには旧庁舎食堂っていうのがありますよ?ここで食べたらいいんじゃない?ということで、旧庁舎食堂で昼食を頂くことにしました。売店のレジで食券を購入し、カウンターに出す。
 その後、テーブルを確保。この時点ではお客さんは少ないけれど、後に待ち人が出るくらい混雑してきました。
 10分ほど待つと注文していた「郡上の鶏ちゃん定食」が出来上がりました。ここはセルフサービスなのでカウンターへ取りに行く。鶏ちゃん(けいちゃん)とは、鶏肉と野菜を味噌や醤油で味付けして焼いたもの。甘じょっぱくてご飯が進む。お酒の友にも最高だと思う。鉄板の上に乗せられているのでしばらく暖かくいただけます。美味しいな、これ。



郡上八幡城
 昼食後、郡上八幡のシンボル、郡上八幡城へ行ってみることに。郡上八幡城へ昇っていく坂道の途中に無料駐車場があるみたいなので、そこに車を停めて徒歩で残りの道を登って行こうと思います。
 この道、結構狭くて急。デイズルークスなら道幅は大丈夫だけど非力、リラックスワゴンだったら幅が・・・。やはり徒歩が良さそうです。
 駐車場から歩き始めて10分、石垣が見えてきました。さらに登っていくと天守閣が見えます(右)。が、この先は有料らしい。天守閣に登るか否か、ちょっとだけ悩み今回は登らないことに。日本最古の木造再建城らしいんだけど、外観だけで満足しとこう。
 石垣の手前に「およし塚」という碑があります(左)。これは、郡上八幡城改修の際に人柱となった神路村の娘「およし」を偲んで建てられた石碑。本当に人柱なんてあったんだね・・・。
 右の二つの石は力石。この二つの石は1667年に城を修理するため、領内から多数の人夫を集めたとき、その中の一人である作兵衛が城下の河原から背負ってここまで運び上げたものなんだそうです。約350sもあるんだって。奉行がその力量を見て激賞すると、作兵衛は感涙し、そのまま力尽きてしまったとか。で、奉行はこの石の使用を禁じたそうです。1933年に天守閣を再建するとき、この石が草の中に捨てられていたので、石碑にしたんだって。
 ちょっとした広場から天守閣を望む。復元天守だけどなかなか立派です。そして、後ろを振り返ると郡上八幡の街が一望できます。郡上八幡って山に囲まれた街なんだね。

 じゃ、山(城)を降りる。
 車を停めた駐車場まで降りてきました。そこには公園があって山内一豊と妻の像がありました。この像、主役は妻の方。この方の名は千代。千代は郡上八幡城主の娘として生まれ、後に山内一豊へ嫁いだそう。この山内一豊は関ヶ原の戦いなどの功績により土佐藩主となったのです。千代の内助の功が大きかったとか。

 マンホールは鯉かな?



岸剱神社
 山内一豊と妻の像の脇を通って岸剱神社へ。ここから上流の気良村で江戸時代、ひどい日照りにあったそう。雨乞いの為に宝剣を気良川で洗っていたら雨が降ってきたんだけど、宝剣が流されちゃって、あとから郡上八幡城下の吉田川で見つかったんだって。その宝剣を祀ったのがこの岸剱神社。立派な神社なんだけど、社務所が無人で御朱印はもらえませんでした。
 岸剱神社を出て、山を下りていくとお寺さんがあります。その参道の脇にお地蔵さんが並んでました。六地蔵堂っていうそうです。六地蔵とは、人間が生前の善悪の所業により死後いずれかの世界に行くとされる六道(地獄、畜生、餓鬼、修羅、人界、天界)の辻にあらわれて、亡者を導くという思想に基づいて作られたお地蔵様だそうです。なんだか、苦しい場所ばっかり。



柳町
 参道を降りていくと郡上八幡城下町プラザがありました。ここは観光案内所兼お土産屋さん。店内をブラブラしてお土産のお菓子の試食をしつつ、この後どこを見て回るか情報収集します。
 まずは柳町を散策。道沿いに水路が整備されていて、水場があちこちに整備されています。右は童地蔵。お地蔵様の脇から大量に水が流れています。飲み水になるんだって。
 両脇の水路には大量の水が流れていて、統一された町屋と水利施設が一体となって歴史的風致を伝えている、として国の伝統的建造物保存地区に指定されています。


 
郡上八幡博物館
 町歩きは楽しいんだけど暑くて暑くて倒れそうなので、郡上八幡博物館に避難。内部の見学は540円/人もするので諦めたけど、お土産コーナーは自由に入ることができ、ここで郡上八幡踊りのDVDが上映されていたので、休憩しながら郡上八幡踊りを勉強する。単純な踊りのようだけど、クマ兄さんにはできなさそう。

 トイレも借りて、体力を回復したのち出発。


 
職人町、鍛冶屋町
 続いて職人町を歩く。どこの家の玄関にも「職人町」と書かれたバケツがぶら下がってました。そして、この道沿いにも水路がバッチリ整備されています。1660年頃に城下町を整備した際、防火の為に水路を整備したとか。なんでも、江戸時代に大きな火災を二度も経験しているそうです。それで郡上八幡は火事にはとても神経質で、どこの家もバケツをぶら下げているんだって。
 こちら上田商店。酒屋ですがソフトクリームが有名なんだそうです。なんでも、ソフトクリームにしぼりたての日本酒をかけてくれるとか。食べてみたいけど、運転が・・・。
 こちら、郡上八幡で明治20年から営業している桜間見屋。何も知らずに店内に入ると、飴玉っぽいものを売っているお店でした。肉桂玉というそうです。試しに一粒試食してみました。最初は甘いんだけど、途中から辛い!ピリッというよりもヒリヒリ。郡上八幡のお土産の定番だそうです。



清水橋
 桜間見屋の脇の小道を入ってみる。黒い壁に囲まれた小径。ここを抜けると小駄良川に出るようです。
 小径を抜けると小駄良側にかかる清水橋に出ました。ここは河原が整備されていて水遊びできるようになっています。そして、両脇の建物は川に迫って壁のようになってます。昔は栄えていた証拠?


 
宗祇水
 清水橋の脇には宗祇水という水場がありました。この水は自然の湧水で、周辺に住んでいる人々が昔から大切に飲料水や生活用水として利用しているそうです。最上流から飲料水、米等の洗い場、野菜等の洗い場、さらし場と決められています。水はとっても冷たい。スイカをここで冷やして食べたら美味しいだろうなー。



白龍稲荷神社
 町歩きを続けていたら壁に鳥居が引っ付いてます。これなんだ?と思っていたら上から人が降りてくる。やはり神社のようです。ペンギン姉さんは登らないって言うので、クマ兄さん一人で岩壁にある階段を登ってみることにしました。結構急です。
 登ってみると小さな社がありました。わざわざペンギン姉さんから御朱印帳をあずかって登ったんだけど、御朱印は貰えない。ここは各家の屋根より高い場所にあって見晴らしはまぁまぁ。急な岩場を登る、というイベントを楽しむ白龍稲荷神社でした。



食品サンプル
 続いて食品サンプルのお店に入ってみる。郡上八幡は食品サンプルを作っている会社が多いことで有名。郡上屋というお店に入ると食品サンプル500円前後で売ってます。いっぱいある。ロールケーキとかワッフルまで。
 こちらは別のお店。どちらかが本物でどちらかが食品サンプル。さっぱりわからん。クマ兄さんは・・・ハズレました。
 これはシュークリーム。見た目はほとんど本物。店員のおばさん?お姉さん?曰く、自宅にシュークリームなどを置いておくと、食品サンプルだと思って子供たちも手を出さないとか。普段、騙しまくってるらしい。このクオリティなら騙せるな。

 この店員さんの勧めでもう一軒の食品サンプルのお店へ行ってみることに。



宮ヶ瀬橋
 再び白龍稲荷神社の脇を通って吉田川が渡れる橋へ。この道は狭いのに観光客の車がたくさん行き来するので結構危ない。歩いて移動すればいいのにねぇ。
 宮ヶ瀬橋を渡るとき、吉田川の下流(左)と上流(右)を眺める。上流側には旅館が川岸まで迫っています。このエリアが町の中心っぽいね。



さんぷる工房
 おススメされたお店「さんぷる工房」にやってきました。結構大きいお店です。お店の奥ではサンプルづくり体験もできるみたいだけど、予約でいっぱい。ペンギン姉さんはやってみたかったようですが、ちょっと時間的に厳しい。
 左はお店の前に並んでいるような食品サンプル。ナポリタンはスプーンが麺を持ち上げてます。ラーメンなんかこぼれちゃってるし。
 右は真鯛や黒鯛が泳いでいるみたい。あと、カニやダックの丸焼きもすごい。
 上のような大物は買えないので、小物の食品サンプルを物色する。最終的に鮭の切り身を購入。これを百均で買った名刺入れに貼って、US出張の時にアメリカ人に見せてやろう!なんて画策しました。



いがわ小径
 再び郡上八幡旧庁舎記念館に戻ってきました。この脇にいがわ小径という通路があります。散策ルートになっているみたいなので、歩いてみます。アジサイが満開で綺麗ですな。
 いがわ小径は民家に囲まれた用水沿いに続く、長さ119mの小さな生活道路です。この水路には大きな鯉が泳いでいました。他に岩魚、あまご、鮎なども泳いでいるそうです。
 生活用の用水なので地元の人は洗い場組合を作り、今でも洗濯物のすすぎなどをここで行っているそうです。水流が強く、脇を歩くと涼しく感じるね。
 いがわ小径を抜けると、Takara Gallery workroomという古民家を改装して作ったお店があります。手ぬぐい作り体験ができるお店だそう。中を覗いてみたらやってます!でも、ここも予約が必要なんだなー。



新橋
 吉田川にかかる新橋を渡る。この橋は水面から12メートルほどあるそうですが、地元の子供たちはここから飛び込む遊びが流行っているそうです。You tubeでもその様子は見られます。しかし・・・ここから飛び込むなんて、怖いもの知らずだな。地元では川ガキって呼ばれてるんだって。



駐車場へ戻る
 新橋を渡ると郡上八幡城への遊歩道がありまして、ここを通って駐車場へ向かおうと思います。

 階段を登っていくと平らな場所にでて、そこは南木戸っていうらしい。1600年の関ヶ原の合戦の前、9月1日東軍に属した遠藤慶隆は西軍に味方する八幡城を攻めたとか。その時、ここは激戦の地となったそうです。

 という説明書きを読んで歴史を感じつつ、岸剱神社を抜けて城山公園の駐車場へ到着。

 そしたら・・・観光バスが来てて、海外からのお客様にうちの車が囲まれてる。悪気はないんだろうけど車が出れないよ。とか思いながら、何とか脱出。



道の駅 明宝
 15:00、郡上八幡の街歩き後、車で30分ほどの道の駅明宝にやってきました。ここは明宝ハムの聖地!
 実はこの近くに明宝ハムの工場があって、工場見学できるかな?と思てきたんだけど本日はやってませんでした。でも、道の駅明宝に直売所があるということでやってきました。道の駅の一角にちゃんと明宝ハムのお店があり、入店するとたくさんの種類のハムが並んでます。
 いろいろ悩んでオーソドックスなタイプを購入。プレスハムっていう種類のハムだそうで、焼いても生でも美味しいハム。
 ついでに隣のスナックコーナーで明宝フランクフルトを購入。パリパリしているのかと思いきや、しっとりした歯ごたえのフランクフルト。これはこれで美味しい。Webで調べたらとっても人気があって、いつも列ができているとのことでしたが、今日は列がなくすぐに買うことができました。



 ということで、郡上八幡の日帰りドライブは終わり。この後、自宅に戻ってネコ娘の帰宅を待つ。

 本日の走行距離は375kmでした。



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